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Onmyo-Za - 和風鋼鉄音楽活動絵草紙集 涅槃神楽 lyrics



Tracks



03. 陰陽座 - 百の鬼が夜を行く

(百鬼(ひゃっき))夜闇を切り裂いて
有象無象(うぞうむぞう)の異形(いぎょう)が
(百鬼)練(ね)り歩く月一度の
我が物顔の鹵簿(ろぼう)

触(は)え尽(つ)く京の都に
哀れに横たわる骸(むくろ)
この世に残した怨み
幾許(いくばく)か晴らさんと

月が燃え尽きた天の火が 赤と黒の下
溢れ出した百(もも)の鬼が 我先と夜を行く

(百鬼)天変地異(てんぺんちい)の前触れ
己(おの)が所業(しょぎょう)の代償
(百鬼)逃げ出す事も叶わず
あれよあれよの頓死(とんし)

陰陽(いんよう)の狭間から
響き渡る笑い声
あの世で結んだ契(ちぎ)り
永久(とこしえ)に忘れじと

月が燃え尽きた天の火が 赤と黒の下
溢れ出した百の鬼が 挙(こぞ)り夜を行く
闇が踊りだす巳(み)の日の 弥生(やよい)の空には
溢れ出した百の鬼が 我先と夜を行く

矮小(わいしょう)なり、姑息(こそく)なり
憎き藤原、醍醐(だいご)の一族
既に亡き者時平(ときひら)に
代わりて屠(ほふ)る子々孫々(ししそんそん)ども

04. 陰陽座 - がいながてや

おぉいちにぃの、さんよいどぉ。。 *14

おぉとろっしゃぁ どげながぞ がいながてや

ええろ、ええろて 皆ゆうちょらい
まだ若いがに しゃんとしちょらい

右上がりで 飛んで跳んで舞って
(てやてやてやてや)
好きながてや 歌唄うが

新しい夜が明けて 仄めきだす宇宙
(がいながてや)
明日の真ん中では 光浴びて泳いでいたいよ

嘘やないちや まっこと がいながてや
下手の横好きこそ物の上手

右回りで もうて儲けないわい
(てやてやてやてや)
止めれんがよ 音紡ぐが

新しい夜が明けて 仄めきだす宇宙 (がいながてや)
明日の真ん中では 光浴びて泳いでいたいよ

おぉいちにぃの、さんよいどぉ。。 *2

おぉとろっしゃぁ どげながぞ がいながてや

新しい夜が明けて 仄めきだす宇宙 (がいながてや)
明日の真ん中では 光浴びて泳ぐ
真新しい世が明けて 輝きだす宇宙
(がいながてや)
水の元のほとリで 光浴びて咲くや此花が

05. 人間椅子 - 怪人二十面相

花の大帝都を揺るがす
謎の大泥棒の噂
夕べ大伽藍に登って
街を影法師で呑み込む 

黒いマントの 
怪人の名は 
神出鬼没 
二十面相

夜はバイオリンの音色で 
悪の狂詩曲を奏でる 
ひとつ紳士のふりして 
闇の謝肉祭に出掛けよう 

羅紗の仮面の 
怪盗の名は 
変幻自在 
二十面相

どこから来たのか 
誰にも知れない 
どこへと行くのか 
誰にも追えない

鏡の中で 
虚ろに笑う 
お前は誰だ

銀の蝋燭台の鬼火が 
黒い即興詩に仄めく 
俄か宣教師の呪文も 
偽の黙示録を綾なす 

どこから来たのか 
誰にも知れない 
どこへを行くのか 
誰にも追えない

??お前は誰だ

06. 人間椅子 - 黒猫

暗い 暗い恩讐の道の果て 
じっと 虚空見つめる双つの眼 
黒い 黒い頁は開かれて 
闇に さかしまの詩木霊する 
影へ肢体をすり寄せて 
追いて来るのかどこまでも――黒猫!

深い 深い忘却のドロ沼に 
重く 憂鬱の滓は淀みゆき 
長い 長い悔恨の時経れば 
夜は 悪夢の濁醪釀すとか 
嘘の膠で貼り付いた 
笑い仮面の虚しさよ 
罪の血糊の味しめて 
咽び泣くのかいつまでも――黒猫!

旋毛曲がりの稲妻が 
脳天目掛け轟かば 
笑い仮面の真っ二つ 
呪詛の血が沸き肉踊る 
修羅の剣山生けるのは 
忘れじの君鬼薊 
四五九町歩の土塀には 
処女の簪眠るとか

春の弥生の空に 
気の触れ桜がひらひら
春のうららの風に 
涅槃の薫りがそよそよ

老女の乳を啄みし 
赤子を真似た獄卒が 
猫足立ちに囁ける 
不協和音の数え唄 
ひとつ人には悪業を 
ふたつ不幸は愛でるもの 
みっつ淫らは美徳なり 
よっつ世迷いの言葉吐け

春の弥生の空に 
気の触れ桜がひらひら
春のうららの風に 
涅槃の薫りがそよそよ

暗く 暗く魂の紡ぎ出す 
果てぬ 無為と頽廃の万華鏡 
黒く 黒く逆毛立つ獣よ 
何処か 懐かしく響く汝の名――黒猫!

07. 人間椅子 - 針の山

一人見知らぬ畦道 行けども 行けども 行けども 針の山 
俺の汚れた臓腑を死んでる予定の母親貪って
人を憎んだ数だけ 犬死に 猫死に 無駄死に 俺は死に
そして針の山から 血達磨 火達磨 俺は落ちてゆく 

誰か無限地獄から 助けて 助けて 助けて 針の山 
俺の奢れる舌をやっとこどっこい閻魔はひっこ抜き
愛の言葉の数だけ 犬死に 猫死に 無駄死に 俺は死に
そして針の山から 血達磨 火達磨 俺は落ちてゆく 

もっと光を求めて 戻れど 戻れど 戻れど 針の山 
俺の震える額を冥土の遣いの禿鷹啄ばんで
刺さる針の数だけ 犬死に 猫死に 無駄死に 俺は死に
そして針の山から 血達磨 火達磨 俺は落ちてゆく 

08. Gargoyle - 懊悩の獄

喘ぎは身体に放たれ
忘我の園に佇む
予定調和と囁く声も
今は彼方へ ―――

残骸には諦めすら
無いもの強請り至福だろうと
埋め尽くされた道理も
今は彼方へ ―――

沈む 沈み込む
  沈んでゆく 深き淵

信ずる事 愚鈍の証
吊るしてあるのは吾だから
保身は甘き汁で肥え
今は彼方へ ―――

沈む 沈み込む
  沈んでゆく 深き淵

Agonies prison.......
 懊悩の獄

沈む 沈み込む
  沈んでゆく 深き淵

Agonies prison.......
 懊悩の獄

Agonies prison
懊悩の獄へと―――

09. Gargoyle - "ぎ"



A・Z・A・M・U・K・I
U・T・A・G・A・U
M・I・C・H・I・N・I
T・A・W・A・M・U・R・E



S・H・I・T・A・S・H・I・K・I
I・K・E・N・I・E
N・I・S・E・T・A
I・T・S・U・W・A・R・I


10. Gargoyle - 曼陀羅の民

喜 嘆  怒 怯  愛 憎  哀 辛
万感 万物 万象 混在 混在

産 生 死 出逢 別 壞 創  掴 失
万感 万物 万象 混在 混在

 繋がる祈り輪になり包む ここからどこまで行こう

無常 有常 無機 有機 有形 無形 有限 無限
万感 万物 万象 混在 混在

 繋がる祈り輪になり包む ここからどこまで行こう
 止まない祈り 内から響く ここからどこへと続く