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Onmyo-Za - 金剛九尾 lyrics



Tracks



01. 貘

鬼の哭(な)く音(ね)が 繚亂(りょうらん)と舞い
煌(きら)めく 剎那(せつな)
鳳凰(とり)が羽搏(はばた)く
夢幻(むげん)の裡(うち)に
點睛(てんせい)を遂(と)げ
魔天(まてん)の主(ぬし)が 物の怪(け)と成る

流例(るれい)の廉(かど)は 不退(ふたい)
無點(むてん)の春は 操(みさお)
溟海(めいかい)の果て遙
跡絕(とだ)える由無(よしな)く
步(あゆ)ぶ 軈(やが)て
其處(そこ)に生(お)い立つ
刻(とき)の 愛(かな)しさに
此の眥(まなさき)開いて 往(ゆ)く丈
岨(そわ)の 花笑(はなえ)みに
此の羅袖(らしゅう)が
染まりて 笑く哉(かな)
底滓(そこり)は 目ら向けず 除(のぞ)き

祝詞(のりと)は 苦し甘露(かんろ)に 似て
凶夢(まがゆめ) 斑(むら)し 貘(ばく)が 餌(え)ばみ
幻 瞬(またた)く 剎那(せつな)に 鏘鏘(そうそう)
鳳凰(とり)は飛び立つ刻の愛しさに 此の眥(まなさき)
開いて 往(ゆ)く丈(たけ)
岨(それ)の 花笑(はなえ)みに
此の和酬(わしゅう)で 應え續けよう

疾(と)く 醒めて 見上げれば
抉(くじ)られたら 天(そら)
賓(まれうど)の 土產も 解かざる儘(まま)で
滿開の葉花が
絕界(ぜっかい)を照らすとき 光が 溢れる
刻(とき)の 愛(かな)しさに 此(こ)の眥(まなさき)
開いて 往(ゆ)く丈(たけ)
岨(そね)の 花笑(はなえ)みに
此(こ)の羅袖(らしゅう)が 染まりて 笑く哉(かな)
鳳凰(とり)よ 青龍(せいりゅう)よ
其の翼は 辭(いな)びて
步もう 路(みち)の あらましを
此の聲で 歌い伝えよう

02. 蒼き独眼

戲(ざ)れに 縺(もつ)れし 糸に
箍(たが) 抄(すく)い 取られ
疾(と)うに 無くした 神の綱
只 己を 懸けて
抗(あらが)うは 穢(けが)れ無き 守(かみ)の
真名(まな) 遺(のこす)す為
誓いの 緣(えにし)で 遂(と)ぐ

降(くだ)るを 悔(く)ゆる 惑い
其(そ)は 武人の 性(さが)
理(ことわり)も無き 為置(しおき)なら
もう 情(こころ)は 要らぬ
抗(あらが)うは 細(さざれ)なる
波の 未(ま)だ 果てぬ為
終焉(おわり)を 背にして 立つ

差し零(あや)す 蹤血(はかり)の
鮮(あざ)やぐ 紅(くれない)
哉(かな) 運命(さだめ)の 証(あかし)
何も彼(か)もが 吞まれゆく
望(のぞ)まざる 紮(から)げりに
只(ただ)術(すべ)も無く
覆(おお)うは 大牙(たいが)の 闇
叫びも 掠(かす)れど曇り無き
此の 蒼き 眼差しを 今 月に代(か)え
崎嶇(きく)など 斬り捨て 憚(はばか)る

03. 十六夜の雨

もう 視界(しかい)が歪む
指は震える 骨が 軋(きし)み上げる
乾涸(ひから)ぶ 此の身よ
いっそ 朽ちよと 願うも 連れ無し
否(いな)や 此(こ)れ以上
出來るなら 獨り暮れたい
なれど 亦(また) 二人
唇は 朱(あけ)に染まりて
雨に 打たれる 為に
漫(そぞ)ろに行くを 見遣(みや)るは 夜の 雲や
刻んだ 咬(か)み痕(あと)
細(ほそ)る好(よ)き人 迚(とて)も
見て居られぬ 乾涸(ひから)ぶ 其の身の
愛おしきこと 首筋を 摩(さす)る
否(いな)や 此(こ)れ以上
出來るなら 濡れて觸れたい
なれど 紛(まが)うなり 唇は 何故に染まるや
雨に 打たれる 為に
漫(そぞ)ろに行くを 見遣(みや)るは 夜の 雲や
雨に 濡れ戲(そぼ)らせて
後生(ごしょう)や 遂(お)って來やるな
微溫(ぬる)い 夜に いざよう

否や 此れ以上 出來るなら 獨り暮れたい
なれど 亦(また) 二人 唇は 朱(あけ)に染まりて
雨に 打たれる 為に
漫(そぞ)ろに行くを 見遣(みや)るは 夜の 雲や
雨に 濡(ぬ)れ戲(そぼ)らせて
後生(ごしょう)や 遂(お)って來やるな
雨に 喚(おめ)く 十六夜(いざよい)

04. 小袖の手

闇も見えぬ 無明(むみょう)の 淵(ふち)から
添(そ)うこともなく 散りぬる 此の身 嘆(なげ)く
忘れられた 形見(かたみ)の 衣手(ころもで)
まほろばへと 戰慄(わなな)く 手房(たぶさ) 伸ばす
眼を 凝(こ)らすには 時間が 無い故(から)
思い出して綻(はころ)ぶ 前に

貴方を 待っている
矯(た)めし瞳 眇(すが)めつ 顰(ひそ)みて
然(そ)う 音も無く
非太刀(ひだち)を 袈裟(けさ)に 降ろす
鮮血(せんけつ)まで 愛して
月の光に 騙された儘(まま)で
噫(ああ) 「許せよ」と
玄(つぶや)く 聲(こえ)が 離(さか)る
哭(ね)を 絕やすのは
終焉(おわり)が 無い故(から)
さあ 連れ出して 衣桁(いこう)の 涅(くり)を
貴方を 待っている 貴方を 呼んでいる

ほら 差し伸べて 其の手を
良らし心で 手向(たむ)けて
襟に 這(は)わせた 此の 手で
そっと 輪を描いて

貴方を 待っている 貴方を 呼んでいる
闇も見えぬ 無明(むみょう)の 淵から
添(そ)うこともなく 散りぬる 此の身 嘆く
忘れられた 形見の 衣手(ころもて)
貴方だけを 此の手で 探して

05. 孔雀忍法帖

何處(どこ)かで 山風の唄 響く
其(そ)れでは 果たせまいよと 嗤(わら)う
茸(くさびら) 蹴散(けち)らかすは 子(ね)の刻(こく)
己の 漏剋(ろうこく)は現在(いま) 止(さ)した儘(まま)
實(げ)に 嘔吐(えず)かせるのは 末生(うらな)りの
下司(げす)が 裡で謀(はか)りし 逆命(ぎゃくめい)
戀い 狂おしいほど 愛しき男(ひと)を
然樣(そう)とは知らず 手に掛けて

此處(ここ)まで 嬌態(きょうたい)の聲 屆く
今宵は 逃がすまいぞと 嗤(わら)う
花片(はなびら)舞い散るは 丑の刻
汝(なんじ)の 鏤骨(ろうこつ)は今 無馱と化(か)す
實(げ)に 悔やみ切れぬは 言い成りの 己(おの)が
畏(かしこ)み受けし 幕命(ばくめい)
戀心 狂おしいほど 愛しき男を
此の手で 取るは 生き地極
(誅(ちゅう))何も見えぬ 何も言わぬ
何も聞かぬ 此(こ)の 刃(やいば)を 甘んぜよ 踴れ
彼(か)の如(ごと)く

實(げ)に 嘔吐(えず)かせるのは
末生(うらな)りの
下司(げす)が 裡で謀(はか)りし 逆命(ぎゃくめい)
戀い 狂おしいほど 愛しき男を
屠(ほふ)らせしめた 贖(あがな)いを
(誅(ちゅう))何も見えぬ 何も言わぬ 何も聞かぬ
此の 淚は 契(ちぎ)りの 叢雨(むらさめ)
(誅(ちゅう))何も見えぬ 何も言わぬ 何も聞かぬ
其の 命で 報(むく)わせよ いざや 誅(ちゅう)せん

06. 挽歌

行き過ぐ 亡き身の 群を
帷(とばり)が 漆黑(くろ)に 染める
暮れるも 在りし世は 掃りはせぬと

譬(たと)えば 宣(の)らさるるとて
齡(よわい)は 誰も 知らず
明日にも 散り逝く 我が身と 念(も)う

留まれど 過ごせど 重なるが 隨(まま)
辿りし 道形(みちなり)
遺るものが 在るならば 悔い乍(なが)ら
弔(とぶら)う 迄(まで)

嗚呼 過日(かじつ)は 孔(あな)の海
然為(さす)れども 積もりて
餞(せん)に 代(か)わる

萌(も)ゆれど 枯(か)れれど
重なるが 隨(まま)
辿りし 道形(みちなり)
遺るものが 在るならば 笑み乍(なが)ら
花を 手向(たむ)ける

07. 相剋

流轉(るてん)の 果てにて 陵(おか)されたのは
禁忌(きんき)の 蜜月()みつげつ
夫妻(おとめ)の 埋草(うめくさ) 二刀(にとう)の 蔭間(かげま)
殖(うま)ふは 末裔(すえ)の 殃禍(おうか)

「恨(うら)むことで 何を果たせるの」
惑(まど)う 聲(こえ)は 只(ただ) 遠(とお)く
良き こと 聞く
其の 願い 半(なか)ばで
頸(くび)よ 踴(おど)れ

下天(てん)の 流刑地(るけいち) 埋(うず)もれたのは
懺悔(ざんげ)の 沐浴(もくよく)
處女(おとめ)の 落胤(らくいん) 償(まど)いの 鬼子(おにご)
珠艷(しゅえん)に 生(お)い立(た)つ

「奪(うば)うことで 何を得られるの」
逆(さか)ふ 聲(こえ)は 只(ただ) 響(ひび)く
斧(よき) 琴(こと) 菊(きく)
此(こ)の 手に 還(かぇ)るまで
縊(くび)り 嗤(わら)う

「恨(うら)むことで 何を果たせるの」
惑(まど)う 聲(こえ)は 未(ま)だ 遠(とお)く
憂(う)き こと 聞け
此(こ)の 黑い 咒(かしり)よ
冥府(やみ)に 沈(しず)め

08. 慟哭

せめて あと一度(ひとたび)
最期(さいご)に 顏を見せて
別離(わかれ)を 告(つ)げる 台詞(ことば)は
彼岸(ひがん)に 捨(す)て逝(ゆ)く

責(せ)めて 狂愚(きょうぐ)の沙汰(さた)
歪(ゆが)んだ 愛(あい)の骸(むくろ)
我(わ)が身(み)は 罪(つみ)の 疊(たた)まり
淚(なみだ)は 噓(うそ)になる

雪よ 白く 深く
他人(あだびと)を皆(みな) 染(そ)めて
真黑(まくろ)に 爛(ただ)れるは
此(こ)の 手底(たなそこ) だけ

もう 污(よご)さなくていいの
貴方(あなた)の手には 取る可(べ)きものが 有るはず
もう 背負(せお)わなくていいの
渾(すべ)て 預(あず)けて
奈落(ならく)への 道連(みちづ)れに

嗚呼(ああ) 虛空(そら)が 酷(ひど)く
蒼黑(あおぐろ)く見える
醜(みにく)き 此(こ)の身(み) 引き裂きたい

決して 私を 許さなくていいの
寧(むし)ろ 憎(にく)んで 生まれたことも 忘れて
もう 放さなくていいの
繫(つな)いで 其(そ)の手 松蘿(しょうら)の契(ちぎ)りに
只(ただ) せめてもの 罪(つみ)ほろぼし

09. 組曲「九尾」~玉藻前

ねえ 童賺(わらべすか)しは 仕舞にして
さあ 傍(そば)に 座(わ)して
あな 徘徊(たもとお)る如(こと) 濁らせても
夜は 徒(ただ) 深ける丈(だけ)

弧の軀(み)は 御身(おんみ)のものぞ
艷場(つやば)と 寢腐(ねくた)り 搖られて 眠る
見詰(みつ)めるより 抱いて
震える迄 太刀風(たちかぜ)より 強く 崩れる迄
囁(ささや)くより 枕(ま)いて 燃え切る迄
寢る魂より 甘く 醉(え)い癡(し)る迄
ねえ 其れで少しは 男(おとこ)せらば
さあ 振りを 見せて
あな 裲襠(うちかけ)の褄(つま) 引き張るとは
如何(いか)に 不得手(ふえて)に非(あら)ず

夜の羽根が はらり 落ちて
火照(ほて)る 芋蟲(むし)が ふわり 浮かぶ
密(ひそ)めき 色に 燒かれて 墮ちる
見詰めるより 抱いて 震える迄
太刀風(たちかぜ)より 強く 崩れる迄
囁(ささや)くより 枕(ま)いて 燃え切る迄
寢る魂より 甘く 醉(え)い癡(し)る迄
嗚呼 痺(しび)れる 爪先 投(な)ぎ
打場(うちあ)げし 肩を 撫でる
濡れ通る 褥(しとね) 泳ぎ
寄せ返す 濤(なみ)に
漕(こ)ぎて 扱(こ)ぎて 絕え果てる迄

見詰めるより 抱いて 震える迄
太刀(たちかぜ)風より 強く 崩れる迄
囁(ささや)くより枕(ま)いて 燃え切る迄
寢(ぬ)る魂(たま)より 甘く 醉(え)い癡(し)る迄
惚(ほ)げり 立ち居るより 抱いて
震える迄 舞風(まいかぜ)より 強く 崩れる迄
接吻(くちづけ)より 嚙んで 千切(ちぎ)れる迄
鳥羽玉(ぬばたま)より 黑く 污(けが)れる迄 融け合う

10. 組曲「九尾」~照魔鏡

漂う膿(うみ)心 濁(にご)して
幾度目(いくどめ)かの 伽(とぎ)苛(いら)ちて
障(さや)りし旨(むね)問い合わせど
すげない素振り 桃花染(あらぞめ)に
臍(ほぞ)を噬(か)む
容貌(かたち)視らば
打ち遣(や)る 此の疑冰(ぎひょう)打ち遣(や)

簓(ささら)の態(ざま) 肚裡(とり) 括(くく)りて
もう御座なりの
伽(とぎ)遣(や)り付け 曝(さら)ける胸
拋(ほ)り出(いだ)せば
貪(ぬさぼ)る頭(かぶり)何ぞ 笑みが
零(こぼ)れる
體軀(からだ)に癡(し)らば
吹き飛ぶ 此の紕(まよい)
遊(すさ)ぶも 對(つい)の 契(ちぎ)りと
努々(ゆめゆめ) 此の旨味(しみ)忘れさせぬと

尾(お)ろぞ 見ゆる九尾(ここのお)ろが
鱗落(いろこお)つる牝狐(めぎつね)の化生(けしょう)
嗚呼 然(さ)こそ 優女(やさめ)持てり 情の 証(しるし)
嗚呼 元へ 商の 女(め)ら 飾ろう 裝具(そうぐ)
有(あ)られ無き仰(おお)せ いと惜(お)しけしや
徒然に 添うた 蜜を 喪(うしな)いて
謂(いわ)れ無き 仰(おお)せ 愛おしき日は
微睡(まどろみ)と 知って 崩れ 消え惑(まど)う

鏡を視(み)らば 巧(たく)みの 臍落(ほぞお)ちぬ
荒(すさ)ぶも終(つい)の契(ちぎ)りと
おめおめ 傾國(けいこく)
忘れられじ 拔かるも 不意(ふい)の 限りと
夢夢(ゆめゆめ)飽いたと
忘れて仕舞(しま)え

泡沫(あわ)と潰(つい)えし 此の上の
沙汰(さた)なぞ 興(おこ)り無し
憖(なま)じ 智惠(ちえ)など 振るいたる
汝(うぬ)が 業(わざ)を 咒え叢立(むらだ)ちの
蟻(あり)に隱(かく)る傍痛(かたわらいた)し 下(さ)げ
寂滅(じゃくめつ)の 風(なぎ)に ぽつり
疼(うず)く軀(からだ) 浸(ひた)せ

居るも 詮無(せんな)き 此(こ)の宮(みや)の
上に殘せし 翳(かげ) 喻(たとい) 去れども 揮(ふ)るいたる
波紋(はもん) 灼(あらたか)に 怖(お)じよ
おお 歪む 軀(からだ)固(かた)む
矢竦(やずく)みの 背を 綰(わが)ぬ
おお 裂ける 貌(かお)を 刳(えぐ)る
藻女(みずくめ)の 胞衣(えな)は 要らぬ

11. 組曲「九尾」~殺生石

隙孔(げっこう)群(む)らす 怪(かい)
悉皆(しっかい)痛(や)める骰子(さい)
斷罪(だんざい)遁(のが)る 舞
赦(ゆる)さじ 斷斷然(だんだんぜん)
殘骸(ざんがい)の 山に 縋(すが)り
幾千夜(いくちよ)に 歎(なげ)く 賢(さか)しらなり
有財和尚(うんざいかしょう)

金槌(げんのう) 打(ぶ)って 破壞(はえ)
靜まり 鎮む 蓋(がい)墮落の 妲己(だっき) 乃(だい)
緩(ゆる)めじ 斷斷然(だんだんぜん)
今在(こんさい)の沙汰(さた)に 見たり
人間(じんかん)の 意力
倒(さかしま)なり我が負(ま)くとは
(卵(らん)激(げき)蒜(さん)) 名を 借りて
(卵(らん)激(げき)蒜(さん)) 為(な)す 蠹毒(どく)
(卵(らん)激(げき)蒜(さん)) 訛偽(かぎ) 播(ま)いて
(卵(らん)激(げき)蒜(さん)) 撓垂(しなだ)れる
傾城(けいせい) 入魂(じゅっこん)の悔(く)い

其所(そこ)な 益荒男(ますらお)や どうか
放して 賜(たも)れ
斯(か)かる 手弱女(たおやめ)に 酷な
仕打(しう)ちと見らば

(卵(らん)激(げき)蒜(さん)) 猶(ない) 在りて
(卵(らん)激(げき)蒜(さん)) 為(な)す 荼毒(とどく)
(卵(らん)激(げき)蒜(さん)) やれ 軈(やが)て
(卵(らん)激(げき)蒜(さん)) 項垂(うなだ)れる
警醒(けいせい) 信念の 凱(がい)

12. 喰らいあう

宣誓(せんせい) 魂だけは なんぼじも飧えらい
一體 それみな ぺろりと 平らげらい
連れ立ち いざや 我慢 出來ない
飧らいあう 飧らいあう 心 躍る
飧らいあう 飧らいあう 故に 魂を 飧らいあう

先生 お腹空いたけん よう動かない
ほやけど 頭垂(こうべた)れるがは
尚早(はや)すぎらい
舌打(したう)て いざや 我慢 出來ない
飧らいあう 飧らいあう 心 躍る
飧らいあう 飧らいあう 故に魂を
飧らいあう 飧らいあう 軀(からだ) 燃える
飧らいあう 飧らいあう
更に 魂(たましい)を 飧らいあう

心が 滿ちゆく 渾(すべ)てが
朧(おぼろ)だとしても
力が 迸(たば)しる 心念(おもい)は
止められないし 止める氣もない

飧らいあう 飧らいあう 心 躍る
飧らいあう 飧らいあう 故に 魂を
飧らいあう 飧らいあう 軀(からだ) 燃える
飧らいあう 飧らいあう
永久(とわ)に 魂を 飧らいあう
魂を 飧らいあう 飧らいあう ...